コピーライターの左ポケット

左のポケットからは
思いがけないものがでてきます
役に立たないけれど捨てられない
自分にだけたいせつなものです

「コピーライターの左ポケット」は
RADIO BERRY-76.4☆FM栃木の
日曜日22時からの番組「柴草玲のイヌラジ」の
小さなコーナーでした
コピーライターがストーリーを書き
柴草玲さんが音楽をつけながら朗読をしてくださり
5年の長きにわたって続けることができました
番組の最終回は2015年3月29日でした
お聴きくださった皆さま、このサイトを訪問してくださった皆さま
ありがとうございました

なお、原稿と音声のみをご覧になりたいかたは
裏ポケットへどうぞ ↓
http://02pk.seesaa.net/



2014年08月17日

エアマックス

HERO見てます? ぼくは見てます。
よくある刑事物のドラマと違って、
起こる事件がおおげさじゃないところがいいですよね。
連続殺人が起こるわけじゃなく、ちょっとした万引きなどで、
1時間引っ張っていけるのは脚本の力でしょう。
事件に大きいも小さいもないんだ、と言われそうですけど、
事件が小さい分、人を描くことに時間を割いてあって共感できます。
なによりもぼくはキムタクが大好きです。
キムタクが映ると、うわ、キムタクだ。と思います。
自然と衣装にまで目がいきます。
この前、ちょっと興奮してしまったのは、
スーツではなくカジュアルな格好が持ち味の、
キムタク演じる久利生検事が
エアマックスを履いていたことに対してです。
うわ、キムタクと思ったあと、うわ、エアマックスと、
連続技で驚きましたもんね、あの時ばかりは。

エアマックスと言ってもいっぱいありますが、
1995年、ぼくが大学生の頃に発売されて、
エアマックス狩りまで発生したあのナイキのスニーカーですね。
ぼくは当時、ひょんなことからその靴を入手していたのですが、
狩られるのが怖いあまり、家で履くことを専門にしていました。
鏡の前に立って、メンズノンノのようなポーズをとって、
うん、とか、おう、とかつぶやいて満足する。
そのとき、フローリングの床が立てるキュッキュッという音が
たまらなく好きでした。
履いて外に出たのは、一度だけです。
路地裏に連れ込まれないように通りの真ん中を歩くようにして、
でもそれだと街にむかって自慢してるようで、
これでは狩人に見つけてくださいと言ってるようなものだと思い直し、
通りの端を歩いていたら、高校生くらいの男子の集団に気付かれて、
やばいやばいと思ってその場を離れたんですけど、
ほぼ駆け足に近い状態で逃げている途中で、
ああ、やっぱりこの靴は走りやすいなあと思ったりしたのでした。

あれから20年近く過ぎました。
その間、人生という道を走ったり歩いたり立ち止まったりしてきましたが、
せっかくのエアマックスを家に置いて、
エアの入っていないふつうの靴で生きてきたせいか、
足腰が痛くなっただけで、
思っていたよりも遠くまで来れなかったような気がします。
あのとき、狩られることを恐れずエアマックスを履いていたなら、
ぼくも今頃、検事になっていたかもしれないですよね。

これからHEROがどんな展開を見せるのか楽しみです。
久利生検事のエアマックスが若者によって狩られて、
その若者が加害者として、
久利生検事の前に現れるというストーリーも考えられますね。
HEROのいいところは、事件がおおげさじゃないところですからね。(う)
posted by ポケット社 at 14:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | ポケット社通信 | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/403876851
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック