コピーライターの左ポケット

左のポケットからは
思いがけないものがでてきます
役に立たないけれど捨てられない
自分にだけたいせつなものです

「コピーライターの左ポケット」は
RADIO BERRY-76.4☆FM栃木の
日曜日22時からの番組「柴草玲のイヌラジ」の
小さなコーナーでした
コピーライターがストーリーを書き
柴草玲さんが音楽をつけながら朗読をしてくださり
5年の長きにわたって続けることができました
番組の最終回は2015年3月29日でした
お聴きくださった皆さま、このサイトを訪問してくださった皆さま
ありがとうございました

なお、原稿と音声のみをご覧になりたいかたは
裏ポケットへどうぞ ↓
http://02pk.seesaa.net/



2014年05月06日

連休最終日

スターバックスにおります。
あるビルの1階と2階が店舗になっており、
その2階にいるわけですが、あいにく窓際のソファ席は埋まっていたため、
壁際の大きなテーブル席のはじっこでノートパソコンを広げてこれを書いています。
直前までこのパソコンで「スローなブギにしてくれ」という
古い邦画を見ていたところです。
登場人物たちの関係が複雑なわりにセリフが説明的にならずに、
でも分かりやすくなっていてすごいなと思っていたら、
突然ベッドシーンになりおっぱいが大写しになったため、
慌てて停止ボタンをクリックしました。
体温が一気にあがった気がします。
顔も真っ赤になっていたはずです。
そっと後ろを振り返り、
誰の視線もこちらにむいていないことを確認して
ようやく落ち着くことができたのですが、
ぼくは突然やるべきことを失ってしまいました。
さてどうしようかと考え、
ふと最近ポケット社の記事を書いてなかったことに思い至り、
こうやって書きはじめた次第です。

向いの席には、外国人の男と日本人の女のカップルが座っています。
男の方は、長めの髪にはパーマがかかっていて、金縁のメガネがとても知的です。
イタリア人ではないかとぼくは踏みました。
女のほうはショートカットで化粧気がなく地味な顔立ちです。
登山が趣味です、とか言いそうです。
この二人が、さっきから何度もキスをしていまして、
みょうにいらっとします。
こっちは、大好きなベッドシーンを諦めたのに、
お前たちはなんだんだ。キスだけが人生じゃないだろうに。
男のほうが、ケータイで話しはじめました。
こら。うるさいぞ。さらにいらっとします。
女の方が注意しないことにもいらっとします。
ぼくの英語力では、男がなにを言っているのかは、
まったく分かりませんが、楽しそうでいらっとします。
英語?
なんだ。この男は、イタリア人じゃないのか。
もうそのことにもちょっといらっとします。
電話を切った男は、女にむかって片言の日本語で、
何事が言っていますが、
その片言な感じにも声の大きさにもいらっとします。

おっと。ここまで書いたところで、
いま、こっそりとおならをしましたところ、意外と臭います。
さっきカレーを食べたせいでしょうか。
出たのは少量だったにも関わらず、
強烈なものが股の間から迫り上ってきます。
やばい。向いのカップルのほうまで行ったら、
面倒なことになるかもしれません。
急いで、紙コップに入っているコーヒーの
プラスティックのフタを取ると、
カップを臭いがこもっているあたりに持って来ました。
臭いをコーヒーの芳醇な香りでごまかしてしまおうと
思ったのですが、うまくいったようです。
目の前のカップルは、気付かずに何度目かのキスをしています。
おならのなかで確認し合った愛は、どんな味がしたのでしょうか。
たまたまですが、仕返しをしたかのような達成感すらあります。

ぼくの連休最終日は、こんな感じです。
みなさん、どうおすごしでしょうか。(う)
posted by ポケット社 at 13:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | ポケット社通信 | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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